Animando

音楽にまつわる色々な情報を、日本とロシアからお届けします✨

🇷🇺本科1年生の1週間*ゆう

こんにちは、ゆうです!

 

昨年度はサンクトペテルブルク音楽院の予備科に在籍しておりましたが、その後無事に合格し、現在本科の一年生として学んでいます🎻

コロナにより通常とはかなり異なりますが、今のオーケストラ学科1年生の1週間の生活を書いていきたいと思います。

 

<1週間の時間割>

 

月曜 9:30〜11:00    保健体育

           11:00〜12:30  音楽情報学

火曜 12:30〜14:00  和声

   17:00〜19:00  専科レッスン

水曜 15:15〜16:45  オーケストラ

木曜 9:00〜10:30    ロシア語

   13:30〜15:00  ソルフェージュ

   18:00〜21:00  オーケストラ

金曜 休み

土曜 16:30〜18:00  オーケストラ

           18:00〜19:30  専科レッスン

 

          .....................

 

黒文字が現在行われている授業、赤文字がコロナにより行われていない授業です。

(オーケストラ学科なのに、オーケストラの授業は録画提出のみ.....涙)

専科レッスン以外は現在もオンライン授業が続いています。

練習に時間は取られますが、比較的時間に余裕のある時間割になっています。

 

<授業内容>

 

・ロシア語

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教科書の他に、作曲家を題材にしたテキストを使っての授業が行われています🪆

(ちなみに写真のテキストはプッチーニについてのものです♪)

現在はスカイプにて先生1人に対して生徒3人でオンライン授業を受けています。

 

・和声

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和声の仕組みを学び、実際に自分で組み立ててと、日本の音楽大学と授業内容はそう変わらないのですが、教科書に載っている和声使用例が本当に豊富で、すでに知っている曲たちと結びつけながらの理解がとても楽しいです。

モスクワとペテルブルクで好まれる和声進行は異なるらしく、違いの解説なんかを聞ける時もあります。

わからない単語は、くらしき作陽大学ロシア音楽センター版の露和・和露音楽用語小辞典を使って調べたり、内容をもう少し噛み砕きたいときは、本屋で見つけた中高生向けの楽典の本を参考にしています📗

 

ソルフェージュ

聴音、新曲視唱、和声の応用を中心とした授業が行われています。

いずれもソナタやオペラから取り上げられた課題が多く、知らない曲を知る良いきっかけの場にもなっています😌

 

・専科レッスン

コロナにより前期はロシアに来られず、対面レッスンを受けられなかったため、今期は週2でレッスンを受けています。

(少し追加で謝礼はお渡ししての受講です)

日程は未定ですが、6月中にはバッハから2曲とコンチェルトからひと楽章が課題の試験が行われます。

 

<おまけの学外演奏会>

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オーケストラの授業は行われておらずですが、学外演奏やそれに伴うリハーサルは行われており、先日私も初めて参加してきました🎻

学校から生徒に直接メンバー表とスケジュールが送られてくることもあれば、日程が提示され、自己申告でメンバーが決められることもあります。

パートも席も決まる(というか選ぶ)のはリハ初日ですし、そのためもちろん全員が初見で初日を迎えるのですが、こうして本番の機会がたくさんあるのはとても良い環境だなと思います🌱

 

        ......................

 

演奏会の裏側についてもまた記事にしようと思っているので、そちらも読んでいただけたら幸いです☺️

 

ではまた✨

 

🌸ゆう🌸

演奏をビジネスにするには?*ちひろ

こんにちは!ちひろです🌟

 

今回は、「演奏をビジネスとして成立させるための糸口」を私の見解に基づいて書いていこうと思います!

 

 

なぜ演奏ってビジネスになりづらいの?

 

私は、日々色んな人から相談をもらいます。

代表的な相談は「音楽では食べていけないから、就職しようと思う」という相談。

 

初めてこの相談をもらったときに思いました。

なぜ、演奏で食べていけないのかと。

 

他の業界の商品と音楽では何が違うのかを考えてみました。

 

基本的に、お金をもらうには対価が必要です。

つまり、ビジネスとはお金と労働の物々交換です。

 

 

例えばコンビニでおにぎりを買うとしたら、おにぎりをもらう対価として、お金を支払う。

 

カフェで言えば、コーヒーを淹れてもらって席でコーヒーを飲む対価としてお金を支払う。

 

ピアノ教室であれば、ピアノを教えてもらう対価としてお金を支払う。

 

のような感じです。

 

演奏はどうでしょうか?👀

 

演奏を提供する対価として、お金を支払う。

こう考えるとスムーズですよね!

 

じゃぁ、なぜ、演奏で食べていけないのだろう?

疑問です。

 

 

有形商品と無形商品

 

さて、ここで商品自体に注目します。

 

上の例で言うと、おにぎり、コーヒーなどは物がある"有形商品"

 

ピアノを教えるのは"無形商品"

 

サービス提供の世界では、無形商品の方が売ることが難しいとされています。

 

なぜかというと、人は物があった方がわかりやすいからです。

 

一般的に知られているものだと、保険、広告、コンサルティングなどが無形商品です。

 

無形商品を売る時のコツは「それによってどんな効果が見込めるのか、生活の役に立つのか」という視点をどう上手く訴求するかだと思います。

 

 

「どんな効果が見込めるのか、生活の役に立つのか」

...残念ながら、演奏はここへは直結しない気がしませんか?

 

もちろん、生活が豊かになったり、情操教育をする上で欠かせないものだとは思います。

 

ただ、演奏にメリットを感じていない人たちに、数字がない状態で説明するには難易度が高いと思います。

 

なので、演奏家は「ピアノを教えてほしい」「歌を習いたい」というニーズがはっきりしているところで収入を得ている人が多いのだと考えます。

 

(ポップスも「演奏」としては、同じ位置付けだと思いますが、求めている人が多いので産業、カルチャーとして出来上がっているのがクラシック音楽業界との違いだと思っています)

 

 

演奏をビジネスにするには?

 

現時点での私の答えは、「人々が求めているところとコラボする」です。

 

ニーズがはっきりしていないところへの参入難易度が高いとしたら、ニーズがはっきりしているところと組めばいい、と思っています。

 

例えば、企業のCSR

簡単に言えば、会社の社会貢献です。

 

近年CSRに取り組む企業が増えてきました。

社会貢献をすることによって企業に対しての信頼度やエンゲージメントを高めることを目的にしている企業が多いと感じています。

 

ここに国連サミットで決定され、日本政府も取り組んでいる、SDGsと呼ばれるSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)を絡めるなどの企画を組むなど、共通のニーズがあるところにクラシック音楽がコラボしていく形を取るのがいいのではないか?と思っています。

 

 

閉鎖的なクラシック音楽業界の中で動くより、外の世界とどんどんコラボして活動の幅を広げることが当たり前になればいいなと思っています!

 

 

まだまだ課題だらけですが、まずは考えるところから。

 

 

私も変動的な時代の中で、情報を仕入れてどんなところと何ができそうかを考えたり、友達とディスカッションしたりして、新しい答えを見つけ出せればと思います!

 

 

💛ちひろ💛

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロシアでの生活費💰ゆう

 

こんにちは、ゆうです♪

 

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写真では川が凍っていますが、今はすっかり雪解けし、再び水の都のペテルブルクです☺️

さて、今日はロシアでの生活費について、少し細かく書いていきたいと思います🇷🇺

 

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<1ヶ月あたりの生活費>

個人差はありますが、私の場合は1ヶ月あたり基本は10万円ほどで生活しています。

 

家賃:35,000円

光熱費:5,000円

食費:30,000円

交通費:8,000円

楽譜・楽器備品:5,000円

その他:17,000円

 

ここに、先月からは裏門で付いている先生へのレッスン代(1レッスン:8,000円)が加わり、

月々の出費が大体15万円ほどになっています。

 

サンクトペテルブルクの家賃相場>

 

以前に寮での生活の記事をあげたのですが、寮での家賃が12,000円と破格なように、

安く借りられるお部屋も多数あります✨

Студия (ストゥーディア)という学生向けの部屋なら、

中心部でも20,000円から借りることができます。

綺麗だったり広いお部屋になればなるほど、もちろん値段は高くなっていきますが、

大体20,000円〜40,000円が相場のように思います。

ロシアのアパートでは、大きな家具や家電を残して引っ越しをする場合が多いため、

ソファやベッドを買う必要はあまりなく、冷蔵庫や洗濯機などの家電も残っている物件もあったりと、

すぐに生活を進められる環境が整っています💪

(その分滞在登録の手続きや水道・ガスでの問題は起こりがちですが、それはまた後日😂)

 

サンクトペテルブルクの光熱費>

 

ペテルブルクの光熱費はかなり安く、月々にかかる費用はこのくらい💴

 

5月〜9月:1,500円

10月〜4月:3,000円

 

冬の時期は、建物が管理しているヒーターが稼働するため、その分の値段が加算されます⛄️

建物によっては、日本同様管理費が多かれ少なかれ取られますが、それでも日本に比べるとかなりお得です。。。

 

<レッスン代の相場>

 

まだまだ発展途上国のロシア。

モスクワはわかりませんが、ペテルブルクの労働賃金はあまり高くなく、

裏門で習っている有名な先生のレッスンですら、1時間8,000円ほどです。

音楽院の年齢の上の先生方はおそらく多くもらっていると思うのですが、

私が学校で公式に習っている若手の先生は、4人の生徒を持ちながらも、学校からの収入は月々で約10,000円とのことでした。

その先生からの追加レッスンは、1時間1,500円をレッスン代として伺っています。

 

もちろんレッスンを数受ければ良いわけではありませんが、それでも、日本よりも受けるという選択肢を選びやすい環境はとてもありがたいことだなと日々感じています。

 

    ------------------------------------

 

さて、少し堅苦しくなってしまったのですが、少しでも留学中の生活のイメージの助けになったら嬉しいなという気持ちです😌

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ではまた♪

 

🌸ゆう🌸

 

日本学生支援機構/第一種奨学金*ちひろ

こんばんは!

今日のテーマは奨学金

 

私は音楽大学に通わせていただいてた訳なのですが

まあ、音楽ってお金がかかる!!!!

 

私の大学は学費が1年間でおおよそ200万円の音大でした。

 

単純計算すると、4年で800万円😳

 

国立大学の学費は4年間で約250万円と言われています。

私の通っていた音大は、国立大学と比べると3.2倍の学費がかかることになります。

 

(しかも音楽家になる人は一握りという...改めてすごい世界...)

 

 

というわけで、私は大学2年生から奨学金を借りていました!

 

日本学生支援機構 第一種奨学金

 

名前は知っている方が多いのではないでしょうか?

 

 

初めはなにをするの?

 

奨学金を借りるにあたり、私の母校では説明会が開かれていました。

 

そこで、奨学金の仕組みや返済についてなどの説明を受けます。

 

あとは、申込書を書いて提出するという流れでした!

 

 

第一種と第二種の違い

 

お金の面で言うと違いはシンプルです。

 

「利子無し(第一種)」か「利子有り(第二種)」かです!

 

誰しも利子無しがいいに決まってますが、利子無しを利用するためには審査がありました。

 

※私の頃と現在では審査が変わってる部分があるので、当時の話です。今は審査基準がもう少し緩くなっているようです!

 

 

見られる事は以下です。

  • 両親の年収
  • 成績

 

第一種と第二種は併願ができるので、私は併願しました!

私の時は、第一種に受かってた人は、その年私含めて2人くらいだった記憶があります🤔

 

 

第一種と第二種の割合は、日本学生支援機構の発表によると1対2.5

 

もしも、35人のクラス全員が奨学金を借りているとしたら、10人が第一種、25人が第二種という割合です。

 

私の場合、両親の年収的には余裕で第一種を取得できる年収でした。

成績に関してはあまり意識していなかったのですが、平均で3.5以上をとっていれば問題ないようです!

 

 

 

スカラネット・パーソナル

 

日本学生支援機構には「スカラネット・パーソナル」という奨学金に関する情報をインターネット上で閲覧できるシステムがあります!

 

返済の総額や振り込み口座の確認が可能となっています!

が、ログイン情報を忘れると結構面倒なのでちゃんと管理しておきましょう😇

 

 

私が実際借りた額

 

友達がどれくらい奨学金借りているかなど、聞く機会ってあまりないですよね!

 

金額は人によって本当にマチマチです💡

 

私の場合、こんな感じ。

 

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借りた総額は169万4,780円

 

期間は156回、月々1万2,461円ずつの返済。

私は135回分まとめて返済していますが、本来156ヶ月となるので、月日にすると13年間の返済となります。

 

 

奨学金を借りて思ったこと

 

まず1番に、学ばせてもらえるってすごい有難いことだと思いました!

 

私は家庭がそこまで裕福ではなかったのですが、そんな中でいろんな人の協力があり、音楽を学ぶことができたという実感があります。

 

 

学費の話を聞いたときは、学生には想像できないくらいの大金で、規模感が掴めなかったのですが、今こうして書き起こしてみると奨学金を借りながらでも学ぶことって本当にすごい事だと思います。

 

 

大学の費用が4年間で800万円。

 

プラスで、レッスン代、家に置く練習用のピアノ、楽譜代、レッスンに行くための交通費などの費用もかかってきます。

 

 

今まで、金銭面で音大を諦めた子を何人か見てきました。

 

奨学金を借りて通うこともひとつの選択肢ですが、実は日本よりも海外の音大の方が経済的には良かったりします!

 

 

色んな選択を検討して、その時ベストな答えを導き出すことをおすすめします🌟

 

もちろん、奨学金を借りて勉学に励むという選択肢もいいと思います!

 

 

今はネットで調べれば情報が出てくるので、大学院まで進学したい希望があるのなら、ぜひ学びに総額いくらかかるか計算してみてください😌

 

 

私は、学びと体験にお金を投資することは、素晴らしいことだと思います!

 

 

使える制度などはどんどん活用していって、自分らしく道を切り拓いていける人が増えるよう、願っています!

 

 

💛ちひろ💛

私が音楽留学をした理由*ゆう

こんばんは!

学生の卒業式が終わり、入試の結果発表も終わり、まさに新生活が始まる季節ですね🌸

 

音大を卒業してから、音楽留学を検討する方もたくさんいると思うのですが、今日はそんな方達の少しでも参考になればという気持ちで、私が音楽留学をした理由、サンクトペテルブルクを選んだ理由を書いていきたいと思います!

 

<音楽留学を決めた理由>

 

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音楽留学を決めた大きな理由は

・現地での生活の中で音楽を学びたい

・ロシア(旧ソ連)の教育メソッドがどんなものだったかを知りたい

の2つでした。

そこに加え、

・とにかくロシアという国が好き

・もっと死が近く感じそうな場所に行きたい(笑)

という、ちょっと偏った強い希望も原動力となり、

ロシア留学の実現にたどり着いたように思います。

 

<留学を決めるまでの経緯>

 

①初めてロシアに行くまで

私が1番最初に音楽留学を考えたのは、大学3年生の頃でした。

大学4年間お世話になったヴァイオリンの先生がとても厳しく、半分反抗期のような心の状態だった私は、もう国外に逃げてやる🏃‍♀️!みたいな気持ちを抱くようになりました(まるで厨二病。笑)

そんな中、別の授業の先生から、卒業後はドイツに行くのが良いのではないかと提案していただいたこともあり、心の逃げ場にしていた音楽留学を、少し現実的に考えてみるようになりました🤔

 

そうして大学4年の前期、大学の定期演奏会での演目がショスタコーヴィチ交響曲第5番だったのですが、今まで演奏してきたオーケストラの曲の中で、一番身体の中に入っていく感覚になりました。

彼のヴァイオリン協奏曲や他の作品にもどっぷりハマり、また元々オイストラフやコーガンなど、ソ連時代のヴァイオリニストも大好きだったため、彼らに関わる作品を聴くうちに、ロシアへの留学への意思が固まっていきました🎻

 

そして大学4年の後期、大学の先生やプロとして活動している卒業生と一緒に演奏できる演奏会に出演したのですが、その時にたまたま隣の席になったのが、なんとロシアのグネーシン音楽院(“剣の舞“で有名なハチャトゥリアンが作った音楽院です!)出身の方で、演奏後にはゆっくりとお話を伺うことができました!

在学当時のお話や、彼女がロシアに留学した理由を聞き、なお意思が固まった私は、当時同じ場にいたカルテットのメンバーに「私ロシアいくー!!!」と告げた覚えがあります😂笑

 

②初めてのロシア上陸

その後大学を卒業してから1年半、バタバタと演奏のお仕事やバイトを続けていましたが、恐るべしフリーランスの一人暮らし、全然お金が貯まらず、生きるのに必死な毎日に嫌気がさし、とりあえず一度飛び立ってしまおう!と、ついに弾丸でロシアへ✈️

グネーシン音楽院を出た先輩に連絡を取り、現地の方を紹介してもらい、まずはグネーシン音楽院を見学したのち、モスクワ音楽院の様子も見てきました。

その後サンクトペテルブルクにも渡り、サンクトペテルブルク音楽院の見学も終え、日本に帰国しました🗼

 

実際にロシアの空気を感じ、街の建物や教会から歴史を感じ、ロシアに住む人たちと関わり、現地のホールで演奏会を聴き、、、

この国でもう一度勉強したい、この国に来よう!と強く心に決めました🇷🇺

 

<サンクトペテルブルクを選んだ理由>

 

よくモスクワではなくなぜサンクトペテルブルクを選んだのかと聞かれます🤔

私がサンクトペテルブルク音楽院を選んだのは、主に下記の理由です。

 

"金銭面"

・学費がモスクワ音楽院よりもはるかに安いこと

・街がほどよく田舎で物価が安いこと

"芸術面"

・街が美しいこと

ソ連帝政ロシアの空気が残っていること

ショスタコーヴィチが学んだ街であること

・学校の雰囲気が自分に合っているように感じたこと

・気になる先生がいたこと

 

サンクトペテルブルク音楽院の近くに聖イサアク聖堂という聖堂があるのですが、この建物がとても素晴らしく、初めてそこに訪れた夜、その威厳さに驚き、2,3時間ただひたすらに眺め続きていました。

まるでその聖堂だけ時間が止まっているようで、その重さがとても暗く、恐しく、でも美しく、ああ、この空気が漂う中で、たくさんの作品が生まれたのかと思うと、その雰囲気がまだ残る、このサンクトペテルブルクで学びたいという気持ちが沸々と湧いてきました。

 

先に国を決めてしまったため、当時つきたい先生は明確にはまだ決まっていませんでした。

動画などで色々先生を調べて、一番つきたい先生はモスクワのシュニトケ音楽大学の先生だったのですが、留学生向けのコースがなかったこともあり、まずはサンクトペテルブルク音楽院への進学を決めました。

 

現在は良い先生とのご縁があり、ビシバシと指導していただいております✨

 

       ーーーーーーーーーー

 

私の場合、大きな出来事で決めたと言うよりは、小さなきっかけが重なり、留学の決心に繋がったように思います。

 

長くなってしまいましたか、留学を悩んでいる方の少しでも参考になれば幸いです😌

 

読んでいただきありがとうございました♫

 

🌸ゆう🌸

元音大生のスケジュール帳公開*ちひろ

こんばんは!ちひろです!

 

さて、いきなりですが、学生の時に何を考えてたのか細かく覚えている人はいますか?🤔

 

久しぶりに手帳を引っ張り出してきたところ、忘れていた過去の事や生活を思い出しました。

逆に過去の自分が悩んでいたこと、どんな事に関心があったのかなど、見返してみるとおもしろかったです!

 

 

というわけで、今回は私が音大3年〜4年生の1年間のスケジュール帳を公開します🙋‍♀️

 

音大生ってどんな事を考えて、どんな生活をしているんだろう?

東京に、こんな人がいるのね!

と生活を覗いてみる気持ちで読んでいただけたら嬉しいです👏✨

 

1月

さて、早速1月から振り返っていきます!

 

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私は定期的な用事は、マークを使って書いてました!

おむすびマーク・・・おむすびのバイト

♪マーク・・・ジャズバーのバイト

 

1日に何かしら予定が入ってます🤔

 

どうやらこの時期は、バイトを増やそうといくつか面接に行っていたようです。

(ちなみに、カフェ・ド・クリエの面接は落ちました😂)

 

就活の準備も開始しているようです!

 

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このスケジュール帳、to do リストがついていて、律儀に毎月書いてました笑

 

門下(同じ先生についている人たちのことを、音楽の世界ではそう呼びます)の助成金申請に四苦八苦してる時期でした💪

 

 

2月

 

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この月は、就活の資格欄に書くものが1つも無かったことに焦って秘書検定2級を受けています!

(無事合格しました!)

 

オペラ公演団体の準備に忙しそうですね...!

 

 

3月

 

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大学が春休みに入り、1.2月より落ち着いてます🌼

 

この月から、無印良品でのアルバイトがスタートしました!

 

この年は、ピアノの先生で毎月1万円くらい稼いでいたので、スケジュール帳には書いてないですが、レッスン準備などもしてました!

 

4月

 

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学校が始まって、授業の時間割決め、新学期の準備がある中、就活もスタート💫

 

門下の会計業務も大詰め。

 

 

5月

 

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発表会での演奏や、新しく依頼を受けたレッスンの伴奏(声楽の友達の伴奏をやってました!)、大学以外でのレッスン、就活の選考...

 

その傍らで、高知旅行!!

高知のカツオのタタキ、今でも忘れられないくらい美味しかった🤤

 

6月

 

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実は、1ヶ月に1回、武蔵野美術大学の講義を聞きに行ってました🌈

この時、インテリアに興味があってデザインの歴史などの講義を聞くのが楽しみでした!

 

学校外の発表会があったり、授業で企画が選ばれてプレゼンしたり、、、

 

日付が♡マークで囲ってあるところは、「遊びがある日」

人と喋ることもすごく大事にしていたので、遊びや息抜きも月でバランス良く取るようにしてました😌

 

7月

 

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無印良品のバイトが結構入ってます🌷

(ちなみに、無印良品では衣服担当してました)

 

聖マリアンナ病院でのボランティア演奏もしていたので、その予定も入っています!

 

就活も2-3次選考が多くなってきてます!

 

8月

 

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新卒で入った会社に8月で内定をもらいました🎉

(よく見てみると、6次選考までやってますね...長い...)

 

三重に行ったりと、夏休みって感じですね!

 

 

9月

 

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内定をもらった会社の社長とオーケストラに連れて行っていただいたり、無印良品の仲間とディズニー行ったりとなかなか楽しんでる様子🙆‍♀️

 

ちなみに、私の学生時代のモットーは

"やりたいこと、全部諦めない"

"人といる時は全力で楽しむ、1人でいる時は真面目に頑張る"

"結果につながることをする"

 

ディズニー行ってる間も、隙間時間あれば先生との連絡や、携わっているオペラ公演の調整、帰りの電車では譜読みなんかをしていた真面目学生時代でした🙄

 

10月

 

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ここらへんからまた、忙しくなっていきます!

 

大学の文化祭が11月にあったので、その準備に追われています⚡️

 

ですが、この月は遊びでも忙しい!

(こういうお誘いとかってなぜだか集中しますよね)

 

オペラの演目を歌ったり、ミニオーケストラの指揮したり、オペラ公演のためのプログラム制作、、、

 

毎週金曜日はピアノの先生、その他アルバイト、、、

 

バタバタです👀

 

11月

 

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前半の予定の黒さすごいですね😂

 

この時期は、文化祭の準備や今後控えている演奏会の練習が重なり、本当に毎日大学に行ってました!

 

そんな中、ある授業を受けていたところ、その授業の先生から同級生の大学院入試の試験対策を頼まれて、教える方でもバタバタ。

 

私は、大学院受けたことはないのですが、私の得意科目が大学院入試にあって、その教科だけ大学1年生の頃から先輩に教えてたりしてました💡

 

そして、忙しい時期ではありましたが、バイト先の飲み会を企画したり、ちゃんと当時の彼氏ともデートしたり、忙しい中でも充実してます👌

 

12月

 

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期末のテスト、レポート提出、忘年会など年末らしいイベントが盛り沢山!

 

老人ホームへクリスマス演奏しに行ったりなどもしてます🎄

 

 

番外編

 

日々思ったことなど、スケジュール帳に書いていた私。

 

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大学生の時からの疑問。

今もここを考えてます!


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内定が決まった時くらいに考えた、今後の音楽との関わり方について。

 

ここで考えたことをきっかけに、社会人になってからもレッスンに行ったり、演奏活動を継続することにしました🌼


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外で作った繋がりで経営者の方に飲みながら営業について教えてもらった時のメモ!

 

学生時代は学びを得られる場面を自分から作るように心がけてました💡

 

 

最後に

今振り返ると、かなり混沌としてる学生時代というか...

 

音楽ばっかりやっているわけでもなく、アルバイトしたり、遊んだり、自分なりに挑戦したりとかなり濃い時間を過ごしていたんだな、と実感しました。

 

そして、綴ってある言葉がすごくピュアで自分でびっくりしました😌笑

 

今より全然マルチタスカーで、身の引き締まる思いです。笑

 

今はスマホでスケジュールを管理している人も多いと思いますが、自分の足跡を筆跡でも残すこともいいのではないかと思いました!

 

今の結果は、過去の努力。

過去で形づくられているのが今の自分。

 

みなさんも、自分の過去を振り返ってみてはいかがでしょうか?

 

💛ちひろ💛

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンサート会場のコロナ対策 in ロシア*ゆう

こんにちは♩

緊急事態宣言も終わりが見えてきましたね😭

 

ロシアに戻ってきてから1ヶ月半が経ちましたが、その間に出かけたいくつかの演奏会でのコロナ対策について、今日は書いていこうと思います✏️

 

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マリインスキー劇場

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サンクトペテルブルクを代表するマリインスキー劇場

1900席ある会場ですが、3分の2の客席は埋まっていたように思います!

(ちなみにこの日の演目はゲルギエフの指揮によるシュトラウスの『こうもり』でした🦇)

会場での見えるコロナ対策としては、

・検温

・マスク着用チェック

のみで、隣との席を開けることもなく、コロナ前と大きな変化はありませんでした。

 

サンクトペテルブルク・フィラルモーニア>

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(写真は撮り忘れたのでWiki様から拝借...🙇‍♀️)

ここを拠点にしているサンクトペテルブルクペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団サンクトペテルブルク交響楽団を中心に、主にオーケストラの演奏会が行われる会場です。

1500席ある会場ですが、演目も関係してか、5分の3の客入りといった感じでした。

対策としては

・検温

・マスク着用チェック

(持参していない人への配布マスク有り)

・希望者へのビニール手袋配布

といった内容だったのですが、ビニール手袋の配布は初めて見たので驚きでした!

が、あまりもらっている人はいなかったように思います。

(私はよくわからずみんなもらうものだと思ってもらってしまったのですが、

その後見回してみたら皆さん見事にスルーしていらっしゃいました😂)

 

<カペッラ・コンサートホール>

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改めて見るとめっちゃ密!!笑

ルームメイトが合唱で出演するとのことで、音楽院の学生による演奏会に行ってきました💐

ここの会場はおそらく300席ほどの小さめのホールだったのですが、ステージはもちろん、客席もかなり混み合っていました。

小さなホールがゆえなのか、目に見える対策は

・検温

のみで、スタッフはもちろんマスク着用しているのですが、

来館者へのチェックはなく、また演目が子供向けだったこともあり、

マスクなしで心置きなく楽しむ子供たちでいっぱいでした!笑

 

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観光客が来る大きな会場では、日本同様まだ少し緊張感があるようにも思いましたが、

ロシアでのワクチン接種が進んでいることも影響してか、かなり緩和されていっているように感じました。

(もともとの国民性も大いにあるとは思いますが😂笑)

 

子供たちがマスクなしで過ごす風景に、こころがほっと暖かくなりました。

手洗いうがいをしっかりして、みんながみんな健康に過ごせますように!

 

🌸ゆう🌸