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音楽にまつわる色々な情報を、日本とロシアからお届けします✨

楽器と身体🎻ゆう

こんにちは、ゆうです♬

 

今月でロシアに来てついに6ヶ月が経ちました🇷🇺

6ヶ月レッスンを受け辿り着いたのは、やはり楽器と身体の関係でした👣

今日はそのことについて書きたいと思います😌✨

 

音大での4年間、私は身体についてしっかり指導してくださる先生に師事していました🎻

が、私はあまり身体が思うように動かせる方ではなく、結果今も脱力を手に入れようと模索する日々です。

 

が、こちらに来て半年、大きく変わってきました。

運良くこちらでの先生も身体を診るのが得意な方で、脱力さえできるようになれば、もうあとはどうとでも弾けるから!ということで、クセを取るため、曲もヘンデルソナタを3ヶ月かけて仕上げたりと、他の留学生に比べて曲数ははるかに少なかったと思います。

 

音楽院のレッスンですが、教授にもよりますが、基本的には1週間に45分のレッスンが2回あります。

 

上手くなりたい、だったり、頑張ろうとすると無意識のうちに力みがちな私ですが、留学当初から感じたことがあり、それは"週2回のレッスンは、前のクセに戻る暇がない"ということでした。

世に出る天才たちや、身体をうまく使えている方たちは、きっと3日もあれば習得してしまうのでしょうが、なにかうまくいかない私は元に戻らずとも何かが違う風になってしまうことが多々ありました。

が、その暇がない、、、、!笑

 

たまたま近所の図書館で、音楽院の別の先生の門下発表会みたいなのが行われていたのを聴いたときがあったのですが、上手な人はもちろんいましたし、ん〜〜と思う人もいました。

が、力んでいる人はなんと15人中1人くらいの少なさだったのです!

 

ヴァイオリンを弾く上で、肩を落とすというのは大事な状態のひとつですが、オーストリアに留学中のヴァイオリン専攻の友人が2人いるのですが、2人とも口を揃えて"こっちの人は肩を上げるという概念がないのかと思うことがある"と言っていました。

 

日本にいる時、"音符は弾けているんだけど、すごく力んでいるな"という方をたくさん見ました。

が、ロシアに来て、"上手じゃないけど、力まず自然に弾いているな"、"なんかよくわからないけど心地よいな"という方をより多く目にする気がします。

 

そんな体験を通して、どうして"自然な身体で弾く"というところから遠ざかった現実が日本にはあるのかな〜とぼんやりと考えてみました🤔

 

そしてふと思った。

そもそも身体を自由にする教科って日本にほとんどないんじゃない🤤???

 

というのも、桐朋音大には身体に関係する授業がありますが、たしかに思い起こしてみれば桐朋出身の人たちは力みのある人達が少なかった気がします。

 

以前その授業で指導されていた方の講座に伺ったことがあるのですが、"身体ってこういう風にも動くんか"、"あ、この動きが演奏に繋がるのね"などの気づきがたくさんありました

(ちなみに私はやっぱり運動神経が悪いというか、なにか繋がらない違和感を感じていていたのですが、それも音大で身体と繋げて指導してくださる先生につこうと思ったひとつのきっかけだったかもしれません)

 

ちょっと余談ですが、先日ルームメイトが"見て見てすごくない!?"とインド式組体操の写真を見せてくれたのですが、これがすごい....!

全員が体幹を保ってないとできない組なんです!

って考えたら日本の組体操って体幹なくてもなんとかなっちゃうよなぁ....

(と自分の小学校時代を思い出す👭🎒)

 

日本の教育課程を過ごしていく中で、自分の身体の使い方を見出していくのは難しいと感じますが、自分の身体と向き合うことがやはり大切なのだと思います。

 

というわけで......

どう身体と向き合うか

 

まずは自分の身体を知ることが大切だと思います

自分は今どんな状態なのか?

楽器を持ったときどう変わるのか?

(といいつつこれら見るのが本当に難しいーーー!涙)

 

私が音大の頃から参考にしている筋肉と骨の本たちがあります📚

どちらも音大時代の先生に勧められたものです。

 

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ナツメ社が出版している"プロが教える"シリーズ🦴✨

 

当時はなかなか思うように頭に入ってこなかったのですが、、、

(先生本当にごめんなさい🙇‍♀️)

ふっと頭に入ってくるようになるタイミングってやっぱりあるようで、なぜかものすごくするする頭に入っていく....!

(なぜ音大時代にこうならなかったのーー!)

 

ロシアに来てからしばらく開いていなかったのですが、冬休みに入り久しぶり開き、ある一文が目につきました。

"身体の硬い人は可動域を広げればいいのです"と。

 

可動域を広ければいいのか!!!(今更)

 

というわけで広げてみました。

 

硬いとか狭いとか思っていただけで、無理せずゆっくり骨と骨の間とかも意識して伸ばしていくと、意外と10分くらいでもしっかりと広がることが判明。

嫌いだったストレッチも、柔らかくする、というより、可動域をひろげまーす、と思った方がわたしの場合はやりやすかったです🦥🌱

 

個人差はもちろんあると思いますが、可動域が広がったあと、レッスンの消化の速度がかなり上がりました🏃‍♀️

 

と、ただの感想文みたいになってしまったのですが、

やっぱり楽器と身体の繋がりって大事だなぁと

と感じたので、記事にしてみました!

 

次回は音楽院の語学の授業について書きたいと思います!

 

ではまた♫

 

🌸ゆう🌸