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私立国立音楽大学附属高等学校*ちひろ

こんにちは!ちひろです!

私は私立国立音楽大学の附属の高校に通っていました👀

 

そこで、私の学年の話になってしまいますが、どんな学校だったかなど書きたいと思います!

これから入学を考えている方たちの参考になればと思います💫

 

まず附属なので、高校卒業の進路としてはそのまま音大にいく子たちが多かったです💡

卒業生としては、はいだしょうこさん、加藤綾子さん、美輪明宏さん、天地真理さん、小原孝さんなどがいらっしゃいます!

 

通称"音高"と呼ばれる音大附属高校。


振り返ってみればこの高校での生活は私の考え方に大きく影響を与えました。

 

 

普通校にはない音楽系の授業

 

音楽科ならではの科目をいくつか✍️
基本的には国語、数学、理科、英語、日本史、世界史など普通の高校と変わらないです!
(ただし、理科、数学に関しては高校2年生で終わる)


✏️音楽史
高校3年生の1年間、音楽史の授業がありました!
私はここでがっつり勉強したので、大学の音楽の歴史系の授業は出なくてもテストで割と余裕でパスできるくらいで大学の授業並みにみっちり教えてくれます!
テストでは曲のイントロクイズや音楽家の名前(フルネーム)などが出題されてました💡

 

✏️演奏法
ピアノの歴史などからみる演奏法の違い、楽器の知識などの授業。
最後の授業には実際にクラスの子と組んでアンサンブルをやり、その演奏で成績が決まっていました!
ちなみに、衣装も自由だったのでみんな曲に合わせた衣装を着て演奏してました😆
私はロッシーニの猫の二重唱を演奏したので猫のコスプレをしました(笑)

 

✏️演奏会をやる授業
高校3年生になるとカリキュラムに組み込まれる学年をいくつかのグループに分け、毎週演奏会をするという授業です!
場所もグランドピアノや照明がある学校内のスタジオで行います。
プロである先生指導のもとなので、かなり厳格に演奏会を運営しました!

 

✏️基礎声楽
何科でも関係なく、声楽は全員必修でした!(声楽科も!)
5.6人くらいのグループごとで先生に歌を見てもらえる授業!
基礎声楽のおかげなのか、みんな歌が上手かった記憶があります(笑)
主にコンコーネをやりました☺️

 

✏️ソルフェージュ
ソルフェージュは週2くらいでありました!
1つはレベル別にクラス分けされるソルフェージュの授業で聴音や新曲視唱など♫
もう1つはクラスでやるソルフェージュの授業で、和声や電子ピアノを1人1台使っていきなり配られる楽譜を弾いたり、アナリーゼしたりしました!

 

✏️合唱
クラスごとに合唱をやる授業!
年に1回、学校内で合唱祭がありクラスごとで歌う曲が違うのも面白かったです!
高校生ながら難易度の高い合唱曲ができたのは音高ならではかもしれません!

 

✏️レッスン
専科と副科のレッスンが週1であります!
ヴァイオリン、打楽器、フルートの子たちはオーケストラの授業などもありました!

 

✏️リトミック
音楽教育に欠かせないリトミック
身体表現や中世のダンスを教えてもらいました!
年1でダンス発表会(?)もあり、全学年でダンスを披露する場ももうけられてました!
この発表会も衣装は自由で、みんなワンピースやドレス、男役のパートを踊る子はズボンなどで男性っぽくしたり、、、!


余談ですが、体育の授業で割と本格的にエアロビクスをやったことはすごく覚えてます(笑)
あと、ピアノ科への配慮でバレーボールやバスケットボールの試合をさせてもらえなかったのも印象的でした🤣(つき指などしたら大変なので...!)

 

 

音高に入ってよかったこと

なんと言っても自由な校風!!

"自由"って難しい言葉ですが音高の自由を私は"自分で決める責任"だと捉えていました🙌

 

そう思ったきっかけは、自由だったら荒れるイメージだったのですがそんなことはなく、髪色も自由、制服も指定のものはなし、メイクもしてokという状況でしたがみんな音楽に一生懸命!

私は金髪に近い色にしていたものの、明るい髪色に染める子もそこまで多くなかったです...!

 

自由って無責任なように思えますが、与えられて初めて自分がどう在りたいか真剣に考えるものなのかもしれない🤔と高校生ながら思った記憶があります。

 

校則がないということは自分の行動に責任をもつということに等しいのかなと。

誰かに言われていうことを聞くのではなく自分でどうするか決めるというスタンスは社会人になってからも大変役立ちました!

 

あとは、音楽系の授業が多く学べて先生方の教え方がすごく分かりやすい!!!

 

和声なんかは音高の高校2年生までのレベルで大学4年間通用するくらいでした...!

 

中学から上がってくる内部の子たちもいるので同級生のレベルも高く、刺激をもらいながら日々過ごせました😎

 

入学したての頃は、中庭を歩いてると練習室からヴァイオリンの音が聞こえてきて感動したのを覚えてます(笑)

普通の学校では味わうことのないシチュエーションや芸術家である先生方の考え方に触れることはすごく貴重だったな、と思います🌱

 

(ちなみに、共学なのに男子が少なかったのでよく他校の学園祭に出会いを求めにいきました笑)

 

元音高生の現在

 

ある程度高校でやり切る環境があって高校の時点で揉まれ、音楽についてじっくり考えるので大学から方向転換する子もいます!

 

ただ、みんな勉強熱心というか自ら道を切り拓くタイプも多かったので海外にいったり現在は起業したりしてる子もいます。

 

音高でピアノ科だった子は音大の音楽教育科に行く人も多かった印象です👀

 

声楽科の先輩方はミュージカルの専門学校に行く人もいました!

音高はこれからクラシックで仕事したい!という人だけが通う場所なわけでもなく(もちろん、原則クラシックを勉強しますが)、音楽の基礎の力を身につけたい人も通っていたりします。

 

 

 

 

何科で入学しても音楽の力をバランスよく身につけられて、自分を表現したり、いい意味で強制力が校則が厳しい学校よりはなく、個性を認め合う風潮がある音高。

 

高校生だけでオペラ上演*ちひろ - mesta*musicant

この記事の部活も音高でなければ出会えませんでした!

 

普通の共学ハイスクールライフも送ってみたかったところですが、、、笑

 

音楽がある全力高校生活も今となってはとても尊いです😌💓

 

🧡ちひろ🧡