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演奏をビジネスにするには?*ちひろ

こんにちは!ちひろです🌟

 

今回は、「演奏をビジネスとして成立させるための糸口」を私の見解に基づいて書いていこうと思います!

 

 

なぜ演奏ってビジネスになりづらいの?

 

私は、日々色んな人から相談をもらいます。

代表的な相談は「音楽では食べていけないから、就職しようと思う」という相談。

 

初めてこの相談をもらったときに思いました。

なぜ、演奏で食べていけないのかと。

 

他の業界の商品と音楽では何が違うのかを考えてみました。

 

基本的に、お金をもらうには対価が必要です。

つまり、ビジネスとはお金と労働の物々交換です。

 

 

例えばコンビニでおにぎりを買うとしたら、おにぎりをもらう対価として、お金を支払う。

 

カフェで言えば、コーヒーを淹れてもらって席でコーヒーを飲む対価としてお金を支払う。

 

ピアノ教室であれば、ピアノを教えてもらう対価としてお金を支払う。

 

のような感じです。

 

演奏はどうでしょうか?👀

 

演奏を提供する対価として、お金を支払う。

こう考えるとスムーズですよね!

 

じゃぁ、なぜ、演奏で食べていけないのだろう?

疑問です。

 

 

有形商品と無形商品

 

さて、ここで商品自体に注目します。

 

上の例で言うと、おにぎり、コーヒーなどは物がある"有形商品"

 

ピアノを教えるのは"無形商品"

 

サービス提供の世界では、無形商品の方が売ることが難しいとされています。

 

なぜかというと、人は物があった方がわかりやすいからです。

 

一般的に知られているものだと、保険、広告、コンサルティングなどが無形商品です。

 

無形商品を売る時のコツは「それによってどんな効果が見込めるのか、生活の役に立つのか」という視点をどう上手く訴求するかだと思います。

 

 

「どんな効果が見込めるのか、生活の役に立つのか」

...残念ながら、演奏はここへは直結しない気がしませんか?

 

もちろん、生活が豊かになったり、情操教育をする上で欠かせないものだとは思います。

 

ただ、演奏にメリットを感じていない人たちに、数字がない状態で説明するには難易度が高いと思います。

 

なので、演奏家は「ピアノを教えてほしい」「歌を習いたい」というニーズがはっきりしているところで収入を得ている人が多いのだと考えます。

 

(ポップスも「演奏」としては、同じ位置付けだと思いますが、求めている人が多いので産業、カルチャーとして出来上がっているのがクラシック音楽業界との違いだと思っています)

 

 

演奏をビジネスにするには?

 

現時点での私の答えは、「人々が求めているところとコラボする」です。

 

ニーズがはっきりしていないところへの参入難易度が高いとしたら、ニーズがはっきりしているところと組めばいい、と思っています。

 

例えば、企業のCSR

簡単に言えば、会社の社会貢献です。

 

近年CSRに取り組む企業が増えてきました。

社会貢献をすることによって企業に対しての信頼度やエンゲージメントを高めることを目的にしている企業が多いと感じています。

 

ここに国連サミットで決定され、日本政府も取り組んでいる、SDGsと呼ばれるSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)を絡めるなどの企画を組むなど、共通のニーズがあるところにクラシック音楽がコラボしていく形を取るのがいいのではないか?と思っています。

 

 

閉鎖的なクラシック音楽業界の中で動くより、外の世界とどんどんコラボして活動の幅を広げることが当たり前になればいいなと思っています!

 

 

まだまだ課題だらけですが、まずは考えるところから。

 

 

私も変動的な時代の中で、情報を仕入れてどんなところと何ができそうかを考えたり、友達とディスカッションしたりして、新しい答えを見つけ出せればと思います!

 

 

💛ちひろ💛